争いから和解へ
移住者と地域住民間のトラブル・社会紛争解決支援ボランティア
レコルテは移住者と地域住民との間で生じるトラブルの解決支援を行うボランティア団体です。多文化共生社会実現のための新しいアプローチとして、レコルテはトラブルの解決支援を提案・実践します。
ゴミ出しや騒音に関するものなど、様々な争いが些細なところから発展することがよくあります。とりわけ移住者にとっては無理解・無関心、文化の違いやコミュニケーションの困難さも問題が悪化しやすい要因となり得ます。
レコルテは紛争解決学や社会学などの社会科学の知見をもとに、中立・公平な立場でトラブル解決の支援を行います。また、支援を通して、移住者の社会統合及び多文化共生を促進することを目標とします。
支援の概要
具体例
1. 相談内容を確認します。
・ご近所での騒音がうるさい。
・騒音が原因で、近所の人から怒られたり、嫌がらせをされたりする。
2. レコルテのボランティア職員が現地に行って、騒音や近所の状況を調べます。騒音を出している人と、騒音で困っている人両方の意見を聞いて、問題の本質的な解決の手がかりを探します。
3. 解決策をレコルテのメンバーで考えて、提案します。提案内容に納得がいかない場合は、その都度担当者に報告してください。希望に沿った解決策を提案し続けます。
4. 解決策を実行します。効果があれば、多少の改善を加えた上で、解決まで支援します。効果が見られない場合は、再度解決策を考え直して、実行します。
1 / 相談・問題の確認
まずは、どのような支援が必要なのかを伺います。どんなに小さなことや細かいことでも、気軽に相談してください。
2 / 問題の調査
必要に応じて、当団体で問題について調査や確認を行います。実際に現地で確認すべき問題については、当団体の人間が出向いて確認します。
3 / 解決策の提案
解決が難しい問題や複雑な問題については、当団体の職員や専門家との相談の上で、解決策を決定します。ただし、解決策について了承いただけない場合は、支援を希望される方の希望や配慮を考慮した上で、納得いただける解決策を提案し続けます。
4 / 解決策の実行・フィードバック
解決策を実行します。状況に応じて解決プランを変更して、状況の改善に努めます。